
NFTとは
NFTとはNon-Fungible Tokenのことで代替不可能なトークンのことです。
主にイーサリアム(ETH)のブロックチェーンで構築することができます。
NFTと仮想通貨の違い

●NFTは「代替不可能」
文字通り替わりのものがない。
世の中で1つしかないデジタルデータのことをいいます。
これに対して
●仮想通貨(暗号資産)
は代替性トークンの技術が使われています。
現金と同じように
私の持っている1ビットコインとあなたの持っている1ビットコインは同じ価値という事になります。
●具体例
例えばイチロー選手の引退記念のサイン入りボールと
スポーツ用品店で売っているボールでは
価値が違いますよね。

このように世の中で1つしかない、一点物のトークンのことをNFTといいます
ですがこのNFTはデジタルデータです。
実際にサイン入りボールのように目の前で手に触れることはできません。
このデータが誰の物なのか
誰から誰へと取引されたのか
などの取引記録を表すものをブロックチェーンといいます。
NFTはそれぞれの識別子を持ち、ブロックチェーン上で取引されているため
「唯一無二」の価値を生み出しているということです。
NFTの活用されている分野
現在NFTが大きな注目を集めている理由は
その分野が多岐に渡っているからです。
デジタルデータは様々な分野で活用されています。
例えばアート(絵画など)、ゲーム、スポーツ、不動産、会員権などなどです。
NFTを活用したビジネスはこれから構築されていく段階です。
このNFTの将来性、無限の可能性について様々な分野が大きな期待を持って注目しています。
- アート
- ゲーム
- スポーツ
- 不動産
- 会員権
NFTアート

写真や絵画、イラスト、動画などはこれまでモノとして扱われることが一般的でした。
これらのデジタル上のコンテンツは全てNFTアートにすることが可能です。
これまでのデジタルアート作品は簡単にコピーや改ざん、ダウンロードすることができ、その所有権を証明することは困難でした。
ですがNFTによってデジタルアートに唯一性を持たせることが可能になりました。
これによってNFTアートの取引を市場で誰でも簡単に行うことができるようになり、投機目的のトレーダーも増加しています。
例えば2021年3月12日にBeepleが個人プロジェクトである「EVERY DAYS」の発足5,000日記念としてオークションに出品した「Everydays-First 5000Days」がNFT史上最高額である約6,900万ドル(約75憶円)で落札され大きな話題となりました。
また2021年3月、Twitter創業者CEOのジャック・ドーシー(Jack Dorsey)の初ツイートが291万5835ドル(約3憶1640万円)で落札され話題を集めました。(その後2022年4月 落札者シーナ・エスタビがオークションに出品しましたが最高落札額は280ドル(約3万5000円)でした)
マドンナやパリスヒルトン、エミリー・ラタコウスキーなどNFTアートをリリースするセレブ達も急増しています。
NFTゲーム
NFTが主に利用されているのがゲーム分野です。
NFTゲームといわれ、ブロックチェーン技術を基盤としたオンラインゲームです。
このゲーム内のアイテムやキャラクターにNFTが活用されています。
従来のオンラインゲームではアイテムやキャラクターなどをその都度設定しなければなりませんでした。
ですがNFTゲームでは自分のアイテム、自分のキャラクターが唯一無二のモノとして消えずに残る、という違いがあります。
そしてNFTゲームの大きなメリットとしてはNFTゲームの中で獲得したアイテムや土地などが自分の資産として残るという所です。
これらはゲーム内でユーザー同士で取引することができます。
またレアなアイテムやキャラクターなどはNFTマーケットに出品し、仮想通貨に交換することも可能です。
またブロックチェーン技術によりデータの改ざんが困難なため、チーターに悩まされることなくゲームを楽しむことができます。
NFTスポーツ
NFTスポーツは野球やサッカーなどのスポーツとNFTを組み合わせた新たなビジネスコンテンツです。
選手たちのオリジナル画像や動画、ゲームアイテムやキャラクターなど希少性の高いデジタルデータを取引することができます。
そしてこれらの利益は直接選手やクラブチームに還元されます。
コロナ禍の影響を受けていたスポーツ界の新たな収入源になることが期待されています。
NFT不動産
これまでNFT不動産といえばメタバース(仮想空間)内の土地を扱うことが主でした。ですが近年では現実世界の不動産をNFT化するという動きがみられるようになってきました。
2022年1月
大手不動産である三井不動産がNFTに参入することを発表しました。
NFT不動産と現実世界の不動産の動向に大きな注目が集まっています。
現実世界の不動産を扱う際には投機や売買の際に複雑な書類の作成が必要です。
人手や労力、また多くの時間や費用を費やす必要があります。
一方NFT不動産では、例えば「Open Law」というブロックチェーンのプロトコルにより、売買に関わる書類の作成等を安全に行うことができます。
ただ課題も多く、NFTで扱うものはあくまでもデジタルデータであるため、その不動産を扱うための法律は適用されないというリスクもあります。
また「Open Law」では利子や税金等に関しては未実装であるというデメリットもあります。
いずれにしても、今後のNFT不動産の発展に大きな期待が集まっています。
NFT会員権
NFTはブロックチェーンの技術によってその唯一性を証明することができます。
実際に会員権をNFTで発行する企業も増えてきています。
「NOT A HOTEL株式会社」は1日単位で利用できる宿泊券とイベント参加を合わせたメンバーシップのNFTを2022年夏に販売開始しています。
また三菱東京UFJ信託銀行は2022年2月21日、株主優待などの特典や会員権をNFTとして発行できるプラットフォーム「Profmat UT」を開発した、と発表しました。
このようにNFT化された会員権は他者への権利移動をスムーズに行える、唯一性の証明が容易にできるなどのメリットから今後多くの企業が取り入れていくことが予想されます。
NFTの危険性

NFTをやってみたいけどなんだか騙されそうで怖そう。

お金持ちの悪い人たちがやっているんじゃないの?

お金を騙し取られても銀行みたいに保障してくれないんでしょ?
などNFTに関して悪い印象を持っている人も多いと思います。
ですがNFTはその危険性や問題点について理解していれば、リスクを回避し安全に取引することができます。
NFTは先にもお伝えしたとおり、様々な分野でその将来性が期待されている画期的な技術です。
NFTに触れてみたいけれどなんだか不安。安全に取引がしたいという方はこのパートを読み進めてみてください。
- ガス代が上昇しやすい
- 詐欺
- マネーロンダリングの温床
- 大きな環境負荷がかかる
- 法整備が追い付いていない
ガス代が上昇しやすい
FTはお金持ちの遊びと考えている方も多いと思います。
ですがNFTアートなどは少額からでも取引することは可能です。
ただその時に注意しなければならないのが「ガス代」です。
ここではその「ガス代」についてとなるべく損をせずに取引できる方法について解説します。
「ガス代」とは
「ガス代」とは
- イーサリアムを他者に送る、受け取る際
- NFT売買を行う際
- NFTを出品する際
- -削除する際
- -価格を変更する際
- -オファーを受ける際
- -キャンセルする際
などイーサリアム上で取引をする時の手数料のようなものです。
ですがそもそも自律分散的な思想で作られたブロックチェーン上で、なぜ手数料が発生するのでしょうか?
ブロックチェーン上で取引された記録は「マイナー」と呼ばれる人たちによって承認作業が行われています。
この承認作業のことを”マイニング”といいます。
マイナーに支払われる報酬が「ガス代」として支払われる、ということになります。
「ガス代」の変動
手数料のようなもの。
といってもなるべくお金をかけずにNFT取引を始めたいですよね。
現在のNFTの盛り上がりを受けイーサリアムでの取引が急増しています。
それに伴い「ガス代」の価格も高騰しています。
特に注目度の高いNFTゲームが出たり、NFTアートが話題になったりなどイーサリアムの需要が高くなった時に「ガス代」が高騰しやすくなっています。
「ガス代」の価格はその時々や利用するマーケットプレイスによって変動します。
結論、初めてNFT作品を出品する際や取引を行うときは比較的「ガス代」が下がっている早朝や土日に取引することをおすすめします。
詐欺

NFT取引をしたいけど詐欺られそう。
と不安な方がほとんどだと思います。
ここではその詐欺についてと回避方法について解説します。
自分の身を守れる術を身に付けて安全に楽しく取引ができるようにしましょう。
近年注目を集めており、高額な取引が話題となっているNFTですが、このNFTを悪用した詐欺が横行しています。

NFT取引自体の詐欺としては
- 偽物のコンテンツを掴まされる
- 価値の低い作品を高額で購入させられる
などがあります。
実際にNFTアートなどの取引をする際にはその出品者の情報や作品の情報などを自身で十分に調べて納得してから購入するようにしましょう。
他人からの情報でよく調べずに安易に購入することは避けた方が無難です。
また上記のNFTの直接の取引以外での詐欺が近年増加しています。
特にNFTを始めたばかりの方やこれから始めようと思っている方などがターゲットになっています。
例えばTwitterで
- #NFT初心者
- #NFT勉強中
などのハッシュタグ(#)をつけてツイートをしてみてください。
すぐにDMが送られてくると思います。
- NFTオンラインサロンへの勧誘
- 共同購入の誘い
- 代わりに購入する
などなど…
怪しい誘いが山ほど来ます。
また「抽選でNFTをプレゼント」などの詐欺も横行しており、個人情報を詐取されたり偽のNFTフィッシングサイトに誘導されたりします。
その他に自身の作品を勝手に出品されてしまった。などの詐欺被害も出ています。
お金と人が集まるところには必ずそれらを詐取しようとする人たちも集まります。
正しい知識を身に付け安全な取引を楽しみましょう。
マネーロンダリングの温床
マネーロンダリング(Money Laundering)とは「資金洗浄」のことです。
麻薬取引や脱税など不正な手段で得られたお金(汚れたお金)を他人や架空の口座などを利用して転々と送金を繰り返して出所をわからなくする方法です。
まさにお金をロンダリング(洗浄)してキレイ(に見える)お金に変えていくことをいいます。
ビットコイン マネーロンダリング【例 事件】
マネーロンダリングの手口
ただNFT取引に利用されているイーサリアム(ETH)はブロックチェーン上で構築されているため、すべての取引が記録されます。
どのようにしてマネーロンダリングに利用されるかというと、暗号資産を多数のウォレットに分けて少しずつ送金するということを繰り返します。
そしてそれを他の暗号資産へ変換します。
この際に本人確認の必要がない海外の取引所などを経由すると特定は困難となってしまいます。
このように暗号資産がマネーロンダリングの温床となり、また自身も知らず知らずの内に巻き込まれてしまうという危険性があるということです。
大きな環境負荷がかかる
NFTと環境問題は一見全く関りがないように思えます。
ですがこれらは密接に関わっています。

●●先日世界自然保護基金(WWF)がNFTの販売を停止したというニュースがありました。ーーーー【調べる
NFT取引の際に利用されるイーサリアムのブロックチェーンネットワークはマイニングという承認作業が必要になります。
このマイニングという作業には世界で膨大な数の計算用マシンによって行われ、電力を大量消費しています。
●●イーサリアムが1年に消費する電力【NFTの教科書 171ページ】
法整備が追い付いていない
NFT取引の怖さはもし騙されたときに日本の法律では守ってもらえないのではないかという点にあると思います。
ですが現在NFTの法整備に関しては「資金決済法」や「金融商品取引法」上の取り扱いなど金融面の議論を中心に行われています。
ただアートやファッションなどの著作権、不正競争防止法を含むIP関連の議論はまだあまり進んでいないというのが実情です。

仮想通貨に関しては平成29年4月に「資金決済に関する法律」(資金決済法)「犯罪による収益の移転の防止に関する法律」(犯収法)が施行され、はじめて仮想通貨に関する規制がなされることになりました。
ですが現時点でNFTそのものをピンポイントに規制する法律は存在しません。
NFTはデジタルデータであるため形がある「モノ」ではありません。
そのため民法上の所有権が認められません。
例えば自身の作成した作品を著作権者ではない第三者が無断でNFT化してしまう、という事に対しての法規制がありません。
高額な取引が注目され、金融面の整備が急がれていますがその取引されているデータ自体の問題については未だに法整備が行き届いていないという所が現状です。
現時点では買い手と売り手のモラルに任されているというところです。
NFTで収益を出す方法
NFTが何かはだいたいわかったけど実際に収益を得るにはどうしたら良いの?
NFTで収益を得る仕組みはさほど難しくはありません。
なぜなら初めてNFTに触れ楽しみながら収益を得ている人たちが多くいるからです。
このパートではNFTで収益を得る方法3つについてご紹介します。
- NFTを購入して値上がり益を得る
- 自身でNFTコンテンツ(アートやファッション)を作成して売却する。
- NFT関連銘柄の仮想通貨を購入する。
NFTを購入して値上がり益を得る
まずNFT自体を購入して収益を得る方法、取引をする場所とどのようにして取引をするのか簡単な流れについて解説します。

NFTは株や不動産そして仮想通貨と同じように価値が変動します。
安いときに購入して値上がりしたタイミングでマーケットプレイスに出品する。それによって売却益を得ることができます。
NFTの取引ができるマーケットプレイスは
- コインチェック
- OpenSea
- ミーム
- ニフティゲートウェイ
- AdambyGMO
- SBINFT
- Foundation
- Rarible
などがあります。
これらのマーケットプレイスで取引するためには利用するマーケットプレイスへの登録が必要になります。
そしてNFTをいざ購入するためにはイーサリアムという仮想通貨を利用することが一般的です。
この仮想通貨を用意するところが
➡「仮想通貨取引所」となります。
そしてこの「取引所」で購入した仮想通貨をインターネット上の仮想口座である「ウェブウォレット」へ送金します。
マーケットプレイスと取引所への登録を別々にするのが面倒という人は
仮想通貨取引所が運営する国内初のNFTマーケットプレイス「コインチェック」を利用してみると良いでしょう。
自身でNFTコンテンツ(アートやファッション)を作成して売却する。
デジタルコンテンツとして作成したアートやファッション、音楽、映像などはNFTマーケットプレイスに出品して売却することができます。
そのやり方は
- 出品するデジタルコンテンツを作成する
- NFTマーケットプレイスに登録する(入力・設定)
- ガス代を支払いマーケットプレイスにアップロードする
という手順でおこないます。
ではこれらを順を追って説明していきます。
デジタルコンテンツの作成
出品するデジタルコンテンツ、例えばアートの場合はPhotoshopやillustratorなどを利用して作成します。
プログラミングスクールに通っている方やこれから通うつもりの方はNFTへの出品を目標にデジタルコンテンツを作成してみてはいかがでしょうか。
マーケットプレイスへの登録
作成したコンテンツをマーケットプレイスに登録しましょう。
作品を出品できる主なマーケットプレイス
- コインチェック
- OpenSea
- ミーム
- ニフティゲートウェイ
- AdambyGMO
- SBINFT
- Foundation
- Rarible
マーケットプレイスによっては登録時にコンテンツの詳細情報や付加情報を設定する必要があります。
【入力する情報】
コンテンツの
- タイトル
- 中身に関しての説明
- 発行する数量
- 作成日やアーティスト名
- 価格
- 紐付けられたコンテンツ
これらを設定してマーケットプレイスに自身の作品を登録します。
ガス代を支払って販売開始する
NFT購入の際には購入のたびにネットワーク手数料として「ガス代」を支払います。
同様に自身の作品を売る、出品する際にも「ガス代」が必要となります。
例えばOpenSeaなどは初めて自身の作品を出品する際にだけ「ガス代」がかかります。
一度「ガス代」を支払えばその後は何度出品しても追加で「ガス代」を支払う必要はないシステムになっています。
この「ガス代」ですが、その時々によって価格が変動します。
初めてOpenSeaで出品する際は比較的「ガス代」が下がっている早朝や土日を選択すると「ガス代」の節約になりますよ。
NFT関連銘柄の仮想通貨を購入する。
NFTの販売・購入方法

NFTを売ったり買ったりするのは具体的にどうやったら良いの?
このパートではNFTの販売・購入のために必要な3つの準備について説明します。
登録だけなら費用は一切かかりませんのでご安心ください。
NFTの販売・購入のための3つの準備(登録)
- お金を入金する口座を用意する(取引所)
- お金を入れておく財布を用意する(ウォレット)
- 買い物する場所を決めて登録する(マーケットプレイス)
最低限この3つが必要になります。
では順を追って説明していきます。
1つめの口座の準備に数日~1週間程度を要する場合があります。
NFTの売買を予定している方は早めに準備しておきましょう。
2つめ、3つめは登録だけですのですぐに完了することができます。
口座を用意する

NFTを購入するための仮想通貨はどこで用意するの?

銀行口座をつくるみたいに時間がかかるの?

口座はどこで作れるの?
このパートではNFT売買の際に利用される仮想通貨を準備する取引所について解説します。
現在日本の仮想通貨取引所への登録には本人確認が必要となっています。
そのため少し時間を要する場合があります。
おすすめの取引所や必要書類についてわかりやすく説明しますのでじっくりと読んでみてくださいね。
NFTの売買には一般的に「イーサリアム」という仮想通貨が利用されています。
この「イーサリアム」を用意できる日本国内の仮想通貨取引所が以下のところになります。
- Coincheck
- bitFlyer
- bitbank
- GMOコイン
- DMM Bitcoin
- BITPoint
- Huobi Japan
- BTC BOX
- Zaif
これらの取引所に口座をつくることになりますが、現在日本では銀行口座と同様に口座作成時には本人確認が必要となっています。
暗号資産(仮想通貨)に関連する制度整備
2017年に施行された資金決済法・犯罪収益移転防止法等の改正によって、暗号資産の交換業者に登録制が導入されました。
そして口座開設時の本人確認が義務付けられました。
これによって日本の仮想通貨取引所に登録する際には必ず本人確認が必要となります。
これに対して海外の仮想通貨取引所では本人確認なしで登録できるところが多くあります。
日本国内では扱っていない仮想通貨での取引ができたり、日本で行うより高いレバレッジをかけられることが魅力となっています。
その一方でハッキングのおそれや様々なトラブルに巻き込まれる可能性があるので注意が必要です。
口座開設の際に必要となる本人確認書類ですが以下のいずれか1点があれば確認できます。
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- 在留カード
スマートフォン等でカメラ機能が付いているものであれば、本人確認書類、本人顔画像、動画等で最短で当日中に口座開設と取引を開始することができます。
もしスマートフォン等をお持ちでない場合は、確認書類を自宅に郵送してもらうことで本人確認をおこなうことができます。
その際は本人確認書類の住所と居住の住所(郵便物の受け取り場所)が一致していることが条件となります。
現在日本国内の仮想通貨取引所への口座開設の際には本人確認書類の提出が義務付けられています。
Webで完結できる場合は最短で当日中に口座開設することができます。
今後NFT取引や仮想通貨取引を始めてみようとお考えの方は口座開設だけでもしておくと便利です。
ウェブウォレットを用意する
NFTの取引において仮想通貨のウォレットはなくてはならないものです。
ウォレットとは文字通り仮想通貨取引をするための財布のような役割をするものです。
実際に取引をおこなう際にはマーケットプレイスにウォレットの登録をするという作業が必要になります。
ですがマーケットプレイスとウォレットの紐づけをしなくてもマーケットプレイス自体を閲覧することは可能です。

財布を持たずにウィンドウショッピングをするような感じですね。
仮想通貨のウォレットは大きく分けて2種類あります。
1つはインターネットに接続して使用する「ホットウォレット」。
もう1つはインターネット上ではない物理的なデバイスや紙などにアドレスや秘密鍵を記載して保管する「コールドウォレット」になります。
安全性の面からみるともちろん「コールドウォレット」の方がハッキングや不正アクセスの心配なく利用できますが、紛失のおそれや気軽に時間や場所を選ばずに取引できないなどのデメリットがあります。
マーケットプレイスへの登録

実際にNFTはどこで売買するの?

買うつもりはないけどどんな物が売っているのか見てみたい。
口座の用意ができ、財布の中にお金を入れたら最後はNFTを購入する場所を選びます。
NFTの売買や保管など取引をする場所のことを「マーケットプレイス」といいます。
このパートではマーケットプレイスの種類や登録方法について説明します。
「NFTマーケットプレイス」として最も有名なところが「Open Sea」です。

この他に 海外のマーケットプレイスは
- Rarible
- Nifty Gateway
- Enjin Marketplace
- SuperRare
- Foundation
のようなものが有名です。
2022年現在日本国内の「NFTマーケットプレイス」は全部で63サイトあります。
この「マーケットプレイス」はメインに扱っているNFTのカテゴリーによってざっくりと分かれています。
ゲームアイテムがメインの「マーケットプレイス」、イラストがメインの「マーケットプレイス」、その他アニメ・マンガ・ファッション・スポーツ・トレーディングカードなどなどです。
主な国内の「NFTマーケットプレイス」は以下のところになります。
国内マーケットプレイス一覧(全40種)
- Coincheck(コインチェック)
- Adam byGMO
- 楽座(RAKUZA MARKET PLACE)
- Rakuten NFT
- miime(ミーム)
- NFTStudio
- FRGMTRZM NFT
- NFTバンカーズ
- TRiCERA ART
- Buynet
- NCOMIX
- NFTマーケットβ
- TTX
- ANIFTY(アニフティ)
- Dali(ダリ)
- Digitama™
- HABET(ハビット)
- The NFT Records
- ユニマ(Uniqys マーケットプレイス)
- TOKEN LINK
- 1Block Shop
- FiNANCiE(フィナンシェ)
- .mura(ドットミューラ)
- 1Block LAND
- FanTop
- KREATION(クリアーション)
- PUI PUI モルカー NFTマーケット
- IPマーケットプレイス
- MetaMart(メタマート)
- STRAYM (ストレイム)
- tofuNFT
- XYZA(エックスワイジーエー)
- LEAD EDGE(リード エッジ)
- PolkaFantasy NFTマーケットプレイスβ版
- COMSA
- nanakusa
- HARTi(ハーティ)
- NFT JAPAN
- RIZIN FIGHTING COLLECTION
- アポロ
NFTで収益化出来た事例
2021/9/17
8歳の少年が制作したNFTアートが2ETH(2イーサ、合計240万円)で購入された。

少年は通称「Zombi Zoo Keeper(ゾンビ飼育員)」くん。
Zombi Zoo Keeperくんは母親でアーティストの草野絵美さんのすすめで、夏休みの自由研究として好きなゾンビのピクセル画を制作した。
制作した作品を絵美さんがNFTのマーケットプレイスである「Open Sea(オープンシー)」に出品する。それと同時にTwitter(ツイッター)とInstagram(インスタグラム)のアカウントを作成。英語での発信をおこなった。
8月25日、作品は0.006ETH(当時の価格で2,300円)で購入された。
購入したのは300万人のフォロワーを抱えるインフルエンサー「リル・ミケーラ」のプロデューサーである「Trevor McFedries(トレバー・マクフェデリーズ)」さん。
彼は有名なDAO(ブロックチェーン上の組織)の主催者でもあった。
そこでZombi Zoo Keeperくんの作品が注目を集めることになる。
そして同年9月17日、世界的DJとして知られる「スティーブ・アオキ」氏がZombi Zoo Keeperくんの作品を3点、それぞれ2ETH(約240万円)で購入した。
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