イーサリアム(ETH)は、分散型パブリックブロックチェーンであり、アプリケーションやスマートコントラクトソリューションの新しい波を促進するために構築されたオープンソースプラットフォームです。

イーサリアムって今話題の仮想通貨の名前じゃないの?

将来性はどうなの?買っても大丈夫?

なんでこんなに人気がある通貨なの?
NFTが話題になっている昨今、NFT関連銘柄として仮想通貨ETH(イーサリアム)の人気が上昇しています。
これから仮想通貨を始める方やNFTを取引してみようと考えている方はETH(イーサリアム)は一度は耳にしたことのある通貨なのではないでしょうか。
この記事ではETH(イーサリアム)について基本情報や今後の展望、対日本円でのチャートなどについて解説していきます。
この記事を読めばなぜ今ETH(イーサリアム)が話題になっているのかが理解できると思います。
対日本円のリアルタイムチャートも載せていますので、是非最後まで目を通してくださいね。
ETH(イーサリアム)とは基本情報
イーサリアム(ETH)は、分散型パブリックブロックチェーンで、アプリケーションを構築するためのオープンソースプラットフォームです。
このプラットフォーム内で使用される仮想通貨(暗号資産)のことをイーサ(ETH)といいます。
暗号資産イーサリアム(ETH)
名称 | イーサリアム |
---|---|
単位 | ETH |
提唱者 | Vitalik Buterin |
上場時期 | 2015年8月6日 |
発行上限 | なし |
承認方式 | Proof of Work |
公式サイト | |
ホワイトペーパー |
開発者は、貴重なデジタル資産を作成、転送、保管し、他のイーサリアムユーザーとより安全かつ透明性の高いやり取りを行うことが可能です。イーサリアムには、イーサ(ETH)と呼ばれる独自の暗号通貨があり、イーサリアムのユーザー間で売買や送金が可能です。
プラットフォームイーサリアム(ETH)
イーサリアムでは、分散型アプリケーション(dApps)と分散型自律組織(DAOs)の構築とデプロイが可能です。
DAppsは、その運用を一人の人間や組織に依存しないアプリケーションです。イーサリアムのネットワークにアクセスできる人であれば、誰でも利用することができます。
一方、DAOはブロックチェーン上で動作する組織の一種で、ユーザーがあらゆる決定に対して投票することができます。
オープンソースのプラットフォームであるイーサリアムは、世界中の開発者とユーザーによるコミュニティによって維持・更新されています。

システムをより安全で、包括的で、費用対効果の高いものにするために、継続的に修正と改良を行っています。
また、イーサリアムは、他のパブリックブロックチェーンよりもユーザーフレンドリーであり、イーサリアムベースのスマートコントラクト、アプリケーション、およびネットワークの記述、展開、対話が容易なユーザーインターフェイスを備えています。

ユーザーが利用しやすいブロックチェーンを構築しているということですね。
イーサリアム(ETH)とビットコイン(BTC)との違い
ETH(イーサリアム)は世界で流通している暗号通貨の中で最も価値のあるものの1つとなっています。
不動の第1位のビットコイン(BTC)を次いで第2位の位置を確立しています。
ビットコイン(BTC)との大きな違いは発行上限です。
ビットコイン(BTC)は発行上限が2100万BTCであるのに対しETH(イーサリアム)には発行上限はありません。
ブロックチェーンの違い
ETH(イーサリアム)はネットワーク上にアプリケーションを走らせデジタル資産やスマート・コントラクトを作成することができるため様々な用途で利用できる強力なプラットフォームです。
この技術により、企業はアプリケーションを迅速かつ効率的に構築・展開できるようになり、世界中の企業で広く採用されるに至っています。
これに対しビットコイン(BTC)はセキュリティに特化した作りになっており、仮想通貨などのデータの保管や送金などのシンプルな目的での利用が主になっています。
イーサリアム(ETH)の誕生・歴史

イーサリアム(ETH)の誕生は2013年19歳のVitalik Buterin氏によって考案され、暗号通貨の領域における革命的な新時代の幕開けとなりました。
2015年7月30日に一般公開されたイーサリアム(ETH)のプラットフォームはブロックチェーン技術をベースに構築されており、その生みの親であるVitalik Buterinは、開発者が分散型アプリケーションやスマートコントラクトを簡単に作成できるプラットフォームという高い目標を掲げていました。
イーサリアム(ETH)のフレームワークであるEthereum Virtual Machine(EVM)は、コードの安全な保存と強制実行を可能にしただけでなく、成功の重要な要素である分散型ピアツーピアコンセンサスを可能にしました。
イーサリアム(ETH)はわずか数年で天文学的な人気を博し、世界の主要暗号通貨プロジェクトの上位3つに急成長しました。
そのスマートコントラクトとトークンは、習得しやすいソフトウェア開発プロセスと分散型アプリケーションとともに、その使用と価値の例外的な伸びを示しました。
現在もイーサリアム(ETH)のコミュニティ内では世界中の開発者がイーサリアムプラットフォームの強化と新機能の開発に取り組んでいます。
イーサリアム(ETH)のブロックチェーン
イーサリアム(ETH)は、ブロックチェーン上のアプリケーションを実行するために、独自の暗号通貨イーサを使用するブロックチェーンベースの分散コンピューティングプラットフォームです。
イーサリアム(ETH)のブロックチェーンは、中央サーバを持たないオープンソースコードをベースとした分散型アプリケーションやスマートコントラクトなどの分散型アプリケーションを作成することを目的としています。
イーサリアム(ETH)ではアカウントベースのシステムで取引を管理しており、その際マイナーによってネットワーク全体のコンセンサスが維持されます。
取引は、ネットワーク上のコンピュータがブロックチェーンに追加される次の取引についてコンセンサスを得るコンセンサスメカニズムによって検証されています。
NFTとイーサリアム(ETH)

昨今のNFTマーケットの賑わいに伴いイーサリアム(ETH)の人気も上昇してきています。
それは多くのNFTがイーサリアム(ETH)上のプラットフォームを利用しているからです。
NFT関連のブロックチェーン
- Polygon(Matic)
Proof of Stake(POS)方式のブロックチェーンです。安価で高速処理が可能なため多くのNFTマーケットやNFTゲームで採用されています。 - FLOW Blockchain
「CryptoKitties」というNFTゲームを作成したDapper Labsが開発したブロックチェーンです。高速処理が可能です。 - polkadot
2020年にブロックチェーン同士をつなぐことを目的として開発されました。高速処理を可能にするためにParachainという並列化されたブロックチェーンが採用されています。
イーサリアム(ETH)は分散型アプリケーションを作成するための強力なプラットフォームです。独自の暗号通貨であるイーサを使用することで安全、安心かつ効率的な取引を行うことが可能です。
イーサリアム(ETH)の将来性
イーサリアム(ETH)の主な利点は、スマートコントラクトシステムであり、第三者の仲介者を必要とせず、2者間の取引を自動的かつ安全に実行することができるところでしょう。
今後開発者や企業は独自のカスタムプログラムを開発したり、基盤となるブロックチェーン上に分散型アプリケーションを構築するために、このイーサリアム(ETH)プラットフォームを利用する機会が増えていくのではないかと考えられます。
チェック
イーサリアム(ETH)の企業連合には「トヨタ自動車」や「マイクロソフト」などの大企業が参加しています。
信頼性、強固なセキュリティ、そしてユーザーフレンドリーな統合開発環境を備えたイーサリアム(ETH)は、暗号通貨の世界において当面の間、主要なプレーヤーとなることが期待されています。
ただ目下の課題は手数料が高額であるということや取引の遅延などのスケーラビリティの問題です。
イーサリアム(ETH)がさまざまなところで使用されるようになれば、需要が高まりその価格の上昇の追い風になるのではないでしょうか。
イーサリアム(ETH)の時価総額と現在の価格
TH(イーサリアム)は世界で流通している暗号通貨の中で最も価値のあるものの1つとなっています。
不動の第1位のビットコイン(BTC)を次いで第2位の位置を確立しています。
ビットコイン(BTC)との大きな違いは発行上限です。
ビットコイン(BTC)は発行上限が2100万BTCであるのに対しETH(イーサリアム)には発行上限はありません。
コメント